EPPクラフト007, 008, 009, 010, 011, 012シリーズ組み立て例(2008年06月01日更新)
はじめに
このHPはEPPクラフト007〜012シリーズの組み立て例説明ページです。
EPPクラフトシリーズではRC化を前提とした説明書はあえてご用意いたしません。
これはこのEPPクラフトシリーズは中級者〜上級者の皆様に、小型でスケール感の高いEPP機を皆様のアイディアで飛ばしていただく為に御用意したものだからです。
ですので、同じ飛行機を、ラダーエレベータで飛ばすもよし、エルロンエレベータでとばすもよし、エレボンで飛ばすもよし、玩具のラジコンのメカを積み替えるもよし。 上半角やスラスト、動翼の大きさや重量配分などさまざまな選択で、味付けの違った自分好みの機体に仕上げる事が可能です。
これらのペーパークラフトならぬEPPクラフトのコンセプトをご理解の上、購入・製作してください。
また予告無くデザインおよび仕様を変更する事があります。ご了承ください。
EPPクラフト全機種共通説明書は、こちらを参照してください。
↑左から、007、008、009、010、011、012の出力用データ:予告無く改良されることがあります。:色合いは写真等を参照してください。実際の商品と異なります。
機体レイアウト例
機体製作ムービー
http://rc.insect.co.jp/modules/x_movie/x_movie_view.php?cid=7&lid=153
完成機体ムービー
http://rc.insect.co.jp/modules/x_movie/x_movie_view.php?cid=4&lid=115
完成機体写真集
補足:製作について
基本的には製作ムービーを参考ください。また、旧タイプの作例も参照してください。ここでは簡単に補足します。
主翼は5mmカーボンスパー等で補強します。1カ所の場合は軽量にできますが、ねじれに対して弱くなりますので、写真のように2カ所ずつ補強し、少しはみ出した部分を合わせて接着する形がよいでしょう。
補強箇所は前後とも外縁側でも問題ありません。
基本接着剤は3Mスコッチ強力接着剤 プラスチック用等を使いますが、カーボン類の接着には補強もかねて瞬間接着剤&プライマーを使います。
胴体はこのように組みます。
前側は一度切り離した方が組みやすくなります。後ろ側は切り離さないでください。
組み立て時に注意しなくてはいけないのは、EPP素材は伸びたりねじれたりしますので、胴体自体がねじれたりしないように、注意します。
ねじれて組み上がってしまった場合は、ドライヤーで暖めてねじれを補正したり、瞬間接着剤を利用して、固まる力を利用してねじれを補正できます。
もちろん、一度カッター等で切り離し再度接着することもできます。
胴体後部はこのように丸く仕上げてください。水平尾翼取り付け部位は、取り付け時に水兵になるように調整します。
胴体内に補強板を取り付けていきます。
この作業もねじれを発生しやすいのでご注意下さい。写真の程度である場合は、問題ないと判断し、製作を続けています。
EPPクラフト上では補強板を4枚用意していますが、さらに追加したり、減らしたり、機体の仕様に合わせて適宜調整してください。
同じ幅で他のEPPブロックから切り出すのもお勧めです。
主翼付近まで補強するとより強い剛性を得られます。レース仕様の場合などは剛性が大切になりますので、さらに必要になるかもしれません。
インドアでゆったりとばしたい場合は軽くしあげていきましょう。
動翼の製作方法は、ヒンジテープを使わない方法もあります。
仕上がりが綺麗で、そこそこの強度がでます。
接着剤は3Mスコッチ強力接着剤 プラスチック用を利用してください。
サーボ搭載位置は主翼付近がお勧めです。
主翼をでしっかり補強されているのでサーボベッドにあらたに補強をする必要がなく、軽く仕上げることができます。
完成写真等を参照ください。
作例では、
10gモーター、5gクラスサーボ×2を搭載した、上半角付きラダー機に仕上げました。
総重量は機体のみで66g、バッテリー搭載時の重量は88gに仕上がっています。
完成後の調整についてですが、ラダー機の場合、ラダーの動作量は屋外であれば1cmもあれば十分です。
室内の場合は多少多めにとっておきますが、殆ど使うことはないと思います。
決してファンフライのような大舵角をとらないように注意してください。
以上です。調整は主に重心位置となります。
主翼の取り付け角度によりことなってきますので、少しずつベストポジションを探りあててください。
モーターパワーや飛ばし方などによっては、主翼動翼の補強が必要になってくると思います。
必要に応じて追加していってください。では、楽しいRCフライトを。